第1弾は、複数回にわたり映画化され、ヒロインの小悪魔的な魅力から「ナオミズム」という言葉も生み出された谷崎潤一郎の名作「痴人の愛」。

激しい恋情と肉欲に溺れた男の結末とは──。

【あらすじ】
システムエンジニアの河合譲治は、カフェでバイトをしていた直巳に一目惚れする。
彼を見ているだけで満足だった譲治だが、言葉を交わしたことがきっかけで、急速に距離を縮め、家庭の事情で進学できない直巳を引き取り、大学に行かせることにした。
大学進学に合わせ二人は一緒に暮らし始めるが、譲治は次第に性的な意味で直巳に惹かれ始め、とうとう肉体関係を持つ。譲治は自分の元で艶やかに変化していく直巳に溺れ、わがままをなんでも聞き入れるようになるのだが、ふとしたことから直巳の裏の顔を知ってしまい……。

【キャラクター設定】
【攻・主人公】河合譲治（かわい じょうじ）28歳　声：山中真尋
優秀なシステムエンジニア。
周囲の同年代よりも高収入。
真面目で冗談が通じない。整った顔立ちをしているが、地味な印象の方が強い。恋もセックスも直巳が初めての相手。
直巳と出逢うまで自覚していなかったが、ドＭで脚フェチの性癖がある。

【受】河合直巳（かわい なおみ）18歳　声：八代拓
小悪魔的な魅力を持つ大学生。
貧しい家庭に育ち、愛情にも飢えている。
明るく天真爛漫。支離滅裂な言動で、周囲を困惑させることがある。
譲治に対しても、好きになればなるほど捨てられる恐怖におびえ、愛情を試すような行動に出てしまう。根っこの部分はピュアだが、本人含め、それを理解できる者は少ない。

【直巳の友人】熊谷将司（くまがい まさし）20歳　声：帆世雄一
直巳の大学の友人。
裕福な家庭で生まれ育ち、カリスマ的な存在感を放つ。
センスがよく会話上手のイケメンで、学内でも有名人。
直巳のことは気に入っているが、セフレというより、ペットか性道具のように感じている。裏表のない浜田のことを友人として認めているが、からかうのを楽しんでいる節がある。

【直巳の友人】浜田諒（はまだ りょう）20歳　声：深町寿成
直巳の大学の友人。比較的裕福で、堅い職業の多いエリート一家の末っ子。本来は、真面目なお坊ちゃんタイプ。
直巳に対し真剣な恋心を持っているが、熊谷の主導でずるずると肉体関係を持つようになってしまい後悔している。
直巳が愛情に飢えていることは見抜いていて心配している。
気弱に見えるが、みんなのよき理解者。