君も知らない邪恋の果てに
■アフレコの感想

■このCDの聞き所

■ファンの方に一言
 ★左から 平川大輔さん、大川透さん、下野紘さん、緑川光さん
アフレコの感想をお願いします
・長妻蕗苳役・・・下野紘さん(以下、下野)
今回は、こういう遊郭の中のお話、しかも男版の、ということで。
今まで色々な作品をやってきたんですけど、こういう設定ってなかったし、台本を読んだり、原作を読んだりすると、携帯とかは出てくるけど、昭和初期のせちがらさ、例えば借金で売り飛ばされるとかがあったりで、今まで関わってきた作品とは一風違うと、ものすごく思いました。
その中で出てくる言葉が難しくて、いろんな人に「すいません、これなんて読むんですか?」って聞いてしまうくらい、本当に難しい言葉が沢山で、昔の人はこういう言葉を実際に使ってたのかなって思うと、すごいなーとただただ感心してしまうんですけど(笑)
旺一郎と蕗苳に関しては、物悲しい雰囲気の中で、2人ともちょっとすれ違ってしまったりして、その中でもお互いに好きでいる気持ちをずっと忘れないでいて、っていうものすごく切なくも純愛なストーリーになっています。
その辺の純愛さ加減や切なさを、あぁ昔はこんなに切ないのねっていう風に感じていただければ・・・・
(大川さん:だから昔じゃないって(笑))
あぁそうだった!(笑)とついつい忘れてしまうくらい、本当にものすごく不思議な作品というか、興味がそそられる作品だと思いますので、ぜひともお友達にも勧めていただきたいと思います。よろしくお願いします。
・伊神旺一郎役・・・大川透さん(以下、大川)
今回、二年前からお話がスタートするんですけど、二年前の時点で、18歳だったって台本に書いてあるんですよ。困ったなと(笑)
でもまぁ、頑張ってやってみました。
再び登場した時は、がらっと雰囲気が変わって登場するんですけど、でも二年しか経っていないということは、二十歳じゃんって(笑)ま、私なりの旺一郎がそこに表現できていれば、それでいいなと思いながら、演じました。
すごく不思議なお話で、現代ものなのに、遊郭が登場して。 昔を舞台にしているような気がしちゃって、昭和初期とかのイメージがつきまとうんですね。
お話自体も、時代がかったというか、その時代の雰囲気が見え隠れしているので、どちらかというと、お芝居お芝居した演技の方がそれっぽいかなーと思って、いろいろみなさんのやっているのを聞きながら、自分もやってみました。
その辺が、匂いとしてうまく出せていればいいなと思います。
・蜻蛉役・・・緑川光さん(以下、緑川)
あまり自分の知らないお仕事の事が分かって、勉強になりました。
今回はそんなに出ていなかったんですけども、もし続くのなら、それなりに絡みがあるようなので、楽しみです。
まだ分からないですけど、きっと蜻蛉はツンデレかな、と思っているので(笑)
僕はツンデレな男キャラが好きなので、ぜひそうだったらいいなと思いました(笑)
・綺蝶役・・・平川大輔さん(以下、平川)
今回はあまり、出番が多い役ではなかったんですけれども、綺蝶は素晴らしい美貌と、それに似合わぬ気取りのない性格、喋り方で、そのギャップが花降楼に来るお客様にも受けているんだろうなと思いました。
その明るく楽しく過ごしているように見える中に、うらぶれた悲しさというか、悲哀のようなものを実は隠しているんじゃないかなと、いろいろ想像を馳せながら、やらせていただきました。
皆様のお力で、次回作が出来たあかつきには、きっとそういうことにも触れられていくのではないかななんて期待もしつつ、今回は蕗苳と旺一郎、2人のストーリーを楽しく後ろから聞かせていただいておりました。
とてもしっとりした雰囲気の作品になっているんじゃないかと思うので、みなさんしっとりと、雨の日なんかにお部屋で聞いていただくのも、また乙なんじゃないかと思います。
・山藤役・・・浜田賢二さん(以下、浜田)
悪役をやらせていただけるというのは、僕の中では、ある一定のキャリアを積んでいる方がやるもんじゃないかなというのがあったんで、そういうのをやらせていただけて、嬉しかったなっていうのがありました。
初め読んだだけだと、時代が古いというか、前の時代なのか、今の時代なのか、いまいち自分の中でうまく融合しなくて、どうしたもんかなというのがあったんですけど、「悪い」ということにどの時代も変わりはないだろうと思って、楽しくやらせていただきました。
・楼主役・・・成田剣さん(以下、成田)
楼主ということで、役所としては、今回はあまり出ていなかったんですけど。品があって、いい人か悪い人かで言えば、あまりいい人ではないんだろうな、という感じがしました。
これからシリーズ化がされるのであれば、楼主もナレーションもまた、出てきてくれれば嬉しいなと思いますし、もし楼主として登場できるのであれば、どういった展開になっていくのか、非常に楽しみに待っていたいと思います。
この作品を好きになってくださるファンの方々、思いっきり応援して盛り上がっていってください。
 
このCDの聞き所は?
・下 野
全体を通して、どきっとするようなものや、いやらしさいっぱいのしっとりさが、まんべんなく散りばめられていると思いますので、ドキドキしていただければ…。
・大 川
山藤さんですね。浜田くんは、めったにあんな役やらないから、よそでは聞けないそういう所が素敵だなって。
あと、物語が始まってすぐに、成田くんのナレーションが入って、その直後に楼主役でまた成田くんが出てくるんですけど、何もしてないのに、いやらしさというか、遊郭のぬめーっとした感じが出ていたのが、しょっぱなの聞き所です。
・緑 川
大川さんの、絶妙な年齢差の芝居。あれは、さすがだなと思いました。聞いても分からない人は、分かるまで聞いてください(笑)緻密に計算されています。
・平 川
山藤の性癖といいますか、変態っぷりを、僕は後ろで聞いていて、このお芝居は素晴らしいなと思っていたんですけど。
悪者道というか、敵役を見事に演じてらっしゃる、浜田さんをぜひ聞いていただければと思います。
・浜 田
近未来と言いつつも、遊郭という場所なのもあって、落ち着いた時代の空気でゆっくりとした雰囲気になっていると思うんで、そういう世界観を堪能しつつ、皆さんのお芝居も堪能していただければと思います。
・成 田
この作品は、旺一郎と蕗苳の絡みがメインだと思います。特に後半は、2人のやり取りというか、絡みがあって、聞き所だと思います。
 
ファンの方に一言お願いします
・下 野
本当に、全体的にしっとりというか、ねっちゃりというか(笑)潤っている感じの切な気な作品です。
本当にいい作品だと思いますので、じっくり聞いて下さい。
・大 川
独特の雰囲気のある作品だと思います。
なかなか他では聞けないと思います。お話自体も凄く楽しいんですけど、そんな空気感を感じとってもらえればなと、思っています。
・緑 川
この作品は、しっとりといい感じに大人な作品なので、そういう気分に浸りたい時は、ぜひともお勧めしたい一枚です。
しっとりするということは、かなり癒されます(笑)このせちがらい世の中には、必要かなと。
作品の舞台が遊郭で、美声の皆さんが揃っている。そうするとやっぱり滲み出るエロさ(笑)
女性の皆さんに、滲み出るエロさを堪能していただくと、僕が想像するに、お肌が活性化して、しっとりされると思うんですよ(笑)
本当にいろいろと貢献するドラマCDになっていると思うので、ぜひ聞いて下さい。
・平川
原作を読ませていただいたんですけれども、難しい言葉とか、その時代の遊郭の風習とかがいっぱい出てくるんですが、とても読みやすい原作で、一気に読み切れちゃったんですね。
もちろん僕は遊郭には行ったことないんですけど、こうなのかな、あぁなのかなってイメージとして浮かんできて、映像を見ているような感じで読ませていただきました。
このドラマCDで、今度はそこに音が加わって、さらに皆さんの想像力をかき立てられる素敵な作品に仕上がっていると思いますので、ぜひドラマCDと合わせて原作を読むとかしていただけると、何倍にも膨らんで、おもしろいんじゃないかなと思います。
是非そんな風に楽しんで下さい。
・浜田
どうやら、(山藤が)気持ち悪いらしいんですけど(笑)(下野:大丈夫です!気持ち悪くないです!(笑))
頑張りましたんで、何度も何度も聞いていただけると嬉しいです。
・成 田
歴史的な世界観と現代的な世界観が見事に融合している素敵な世界と、そこに生きている一人一人が輝いているキャラクターの織りなすストーリーを、じっくり堪能して、聞いていただけたら嬉しいです。
 
しっとりとした遊郭の雰囲気の中、
切ないドラマが展開されます。

和の雰囲気を堪能してください!!