|
|
|
★写真上・上段左より、半澤敦史さん、野坂尚也さん、あいざわゆりかさん、廣田悠美さん、越田直樹さん
★写真上・下段左より、興津和幸さん、森川智之さん、川原慶久さん
|
|
★写真・左より、興津和幸さん、森川智之さん、川原慶久さん
|
収録の感想 |
|
|
最初に役柄を確認したところ、設定が社長ということだったので、リアルに社長をやっている立場上、色々な部分で厳しいなぁと思いました(笑)
一同:(笑)
皆さんはそんなに気にしないであろう、ドラマの根底に流れている会社を経営する人の苦労がわかってしまう部分がありました。しかし、それをも覆す槙尾との出会いというのが、面白かったです。終わってしまうのがもったいないかんじがしたので、まだまだ演じたいなと思いました。
|
|
まさか森川さんを翻弄することが出来るとは夢にも思わず、楽しく収録させていただきました。
森川:(笑) 槙尾って、ジゴロだよね。
そうですよね、かなり遊び倒している感じがします。自分が楽しむためにやっていたり。でも、ちょっとだけ良いところもあるのかなと思いました。富裕層からしか盗まないというセリフもありましたし。
森川:義賊だね。
鼠小僧的なかんじですよね。犬が好きだから盲導犬協会に寄付したみたいですし。
森川:多分、いいものを食べた後に、お釣りをレジの横にある募金箱にちゃりんって(笑)
川原:あれってお釣りレベルだったんですか!?(笑)
そういう優しさがある役でした。詐欺師だから悪い人なんですけど、心底悪いわけではないので、その可愛いところが演じていてやりがいがありました。
|
|
僕は2人の恋を見ている側の立場だったんですが、きめ細やかな心情が描かれているところが、やっぱりすごく面白かったですね。特に和智が槙尾に対して「俺はお前の何だ!」と言っているところは、男ながらにキュンとくるものがありました。森川社長はハンパねぇなぁと!!社員のためにはこれ以上踏み込まれてはいけない、俺は彼らの生活を担っているんだぞっていう苦悩から恋に転がり落ちる様子が、まざまざと表されていましたよね。(笑)
森川:ダメなパターンだね。
一同:爆笑
森川:でも、和智は結局損してないよね。加倉井は総額250万損してるけど。
加倉井も250万でだいぶ学んだところがあったんですが…………くそぅ!!(笑)
興津:楽しかったんでしょうね、それだけのお金を使ってしまうってことは。
300万の被害がでる前に和智が詐欺師の心をキャッチしてくれてよかったなと思いました。
|
|
このCDのお勧め、注目ポイント |
|
|
やっぱり槙尾の魅力ですかね。全てを失ってもいいと思えるくらい、手に入れたい男ってすごいですよね。
興津:相当勇気のいることですよね。
川原:人生賭けてますからね。
そんな魅力を最大限に興津が表現しています(笑)
興津:そんなプレッシャー、怖いよ〜!!(笑)
本当に、そこが聴きどころだと思います。僕が演じる和智が右も左もわからなくなってしまったり、簡単に睡眠薬で眠らされてしまったりと、手のひらの上で転がされているところが面白いと思います。
|
|
社長としては真面目な和智がどんどん槙尾に翻弄されて、転がり落ちていく様子に注目していただきたいです。和智ってすごく肉食なキャラですよね。メガネキャラってクールな印象があると思うんですけど、クールな見た目で肉食系というのがとても良かったなと思います。
槙尾は最初から最後まで力を入れて演じました。まず、最初は可愛く!キャッチーなかんじで表現して、詐欺師の黒い部分を随所に織り交ぜていきました。羽白という偽の秘書に扮する槙尾も出てきたので、何役やってるんだろうっていう(笑)羽白は爽やかに演じてみました。そんなところも楽しんでもらえたら嬉しいです。でも、役者って本当に嘘つきですよね。演じていて、そういうことも感じました。
川原:詐欺師が天職みたいなね。
皆さん、役者には気をつけてください!詐欺師にも気をつけてください!
|
|
興津さんが社長としての和智は真面目だと言っていましたが、プライベートでの和智は大概酷い性格でしたよね。女の子を手酷く振るところなど、難アリな性格だなと思ってしまいました。
だけど、槙尾に恋をしてこっぴどく騙されたことによって、自分が振った女の子はこんな気持ちだったんだと振り返るシーンがあります。そういう部分での細やかな心の動きとか、槙尾の豹変する様子とか、随所随所に見られる小さな変化が折り重なって、2人がだんだん気を許しあっていくところが面白かったです。ぜひ、じっくり聴いていただきたいなと。あ、これが社長を手のひらの上で転がす手腕なんだなって、興津さんの将来に不安を覚えてしまうほどでしたので。
興津:まずは可愛く懐に潜り込んで!それから、1千万貸してぇ?って可愛く言えば貸してくれるように(笑)
森川:それは和智だったから。加倉井はそこまでの器じゃなかったでしょ?(笑)
加倉井は所詮250万止まりの男でした(笑)
興津:いやいや、加倉井さんもダンディーですよね。人生楽しそうな人ですし。
確かにね。でも、根はマトモだと槙尾も言っていた通り、加倉井は和智に経営者として正しい行動を促そうとする真面目なセリフもありました。そのセリフを言っている時、心の中では、森川社長にこんなセリフを言うなんて、恐れ多い……!!と思いながら演じていました。
森川:いやいや、堂々としてて、なんか本当に先輩社長みたいだったよ!(笑)
興津:(爆笑)
どういうことですか!勘弁して下さい!!(笑)
そんなかんじで、色々な意味でヒヤヒヤしつつも楽しかったので、そういった部分にも注目してもらえたらと思います。
|
|
ファンの方へのメッセージ |
|
|
立派な大人でも恋をします。恋は盲目という言葉の通り、好きになった相手が元詐欺師だとしても、どんどんのめり込んでいきます。槙尾の場合、元詐欺師というか、現在進行形で詐欺していますけどね。そんな大人が恋に溺れていく様子をぜひ楽しんでもらえるとありがたいなと思います。
詐欺師って、騙しを繰り返すから、おそらく普通の人はいつも同じ場所にはいないと思うんです。だけど、槙尾は同じ場所にいるというのが、彼の巧いところを表しているんじゃないかなと思います。そんな不思議な魅力溢れる詐欺師を楽しんでいただければ嬉しいです。
|
|
「くちづけは嘘の味」とっても面白い作品です。間違いありません。僕も何度も読んで、何度も面白いなと思い、一生懸命演じてまいりました。社長の苦悩など細かい心の動きが色々描かれております。
森川さんもおっしゃっていましたけど、大人の恋がつまっていると思います。大人になって恋するっていうのは、本当に勇気がいるんですよ。ぜひその雰囲気を聴いて下さった方に感じ取っていただければなぁって思いまーす(笑)
川原:可愛くまとめた!これが詐欺師の手腕です(笑)
|
|
森川さんと興津さんがおっしゃっていた通りで、大人になってから恋をするのって、本当に一歩踏み出すのに勇気がいるなって思います。また、大人になってから、凝り固まっている自分の生き方を変えるのもすごく大変だと思うんですよね。でも、それらを乗り越える過程にちょっとずつ嘘を混ぜていくと、意外に人って素直になれるのかなと興津さん演じる槙尾から感じました。そういう部分や手練手管を含め、大人の恋って聴いていてすごく面白いと思います。
繰り返し聴き、お2人のセリフの端々から、これは嘘かもしれない、でもこれは本当かもしれない、と色々な想像を掻き立てながら聴いていただけると嬉しいです。
|
|
|