今、何を話そうかと思って書いていたメモに「友達と一緒の現場でした」って書いてありました（笑）なんのことだか、って感じですよね。
仲のいい野島さんと一緒の現場って珍しいので、ほんと新鮮な感じでした。
出演者が少なくて、ほとんど二人の掛け合いでした。
原作を読んだんですけど、ＣＤではストーリーを追う為に結構細かい描写が割愛されていると思ったので、みなさんの原作を読んだ時のキャラクターのイメージとテンポ感が、ＣＤではちょっと違ってるんじゃないかなと思いました。
未知也は、もうちょっとおバカっぽい子で書かれていた気がしてたんですが、ＣＤの台詞的にはその部分がカットされてたことが多かったので、その辺が少し原作と雰囲気変わっちゃうなーと思いましたけど。
でも、ＣＤドラマではこのように、シナリオに沿ったお芝居をしてみました。

現場には仲良しがいたので、とてもリラックスして収録に挑みました。
宇宙人ということで、戸惑いも多く、最初は悩み悩みやってたんですが、進むにつれて自分的にはしっくりいったんではないかと思います。
中身は同じで、声だけコロコロ変わるんですけど、気持ちさえ繋げていれば大丈夫かなと思って、そこに気をつけて演じさせていただきました。

僕はやっぱり、野島さんが演じた宇宙人なんですけど。
色んなバージョンがあったじゃないですか。大きさで声の高低が変わるとか。そこは、聴き所じゃないですかね……
と、思わせといて、実は井上剛の金髪男ですかね！（笑）
自分で「声だけで金髪と分からせる！」とハードルあげてましたからね。声だけで外国人だと分からせる！って。
──それで、ちょっと吹き替えっぽいお芝居だったんでしょうか？
そうだと思いますよ！
そのへん意識して聴いてみてほしいですね（笑）

自分で自分の事を言うのもなんですが、僕としては宇宙人役は初めてなんで、使える音域全部使ってやってみました。
小さい宇宙人から大きい宇宙人に変わるところがあるんですが、そこはなめらかに変わるように頑張ってみました。
でもほんと、びっくりしました。ここまで声を変えることになるとは思ってなかったんで（笑）宇宙人だけで３パターンあって、あと瑞野ですからねー。

原作とＣＤドラマ、両方楽しんでもらえたらと思います。
ＣＤドラマはみんなの作ったものなので、イメージと違うこともあるかもしれませんけど、ＣＤはＣＤでテンポのいい面白いものになっていると思いますので、ぜひ聴いていただきたいです。

ＣＤはこの多い分量の原作から割愛している部分もあるので、できれば原作を読んでから聴いていただければ、細かい部分もあーなるほど、と思ってもらえるんじゃないかと思います。
逆に、ＣＤから聴いてから原作に入っていただけると、イメージが具体的になる部分があると思いますので、どちらが先でも、セットでお楽しみいただきたい作品です！
吉野：ゴーヤの成分も分かるいい作品です…。ちゃんと調べたんですよ。知らない単語だから一応と思って。そしたら本当に入ってました。
僕は勝手に架空のものだと思ってました、すみません（笑）