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★上段左より後藤光祐さん、吉本泰洋さん、羽飼まりさん、神田みかさん、山川琴美さん、吉田真澄さん
★下段左より、遊佐浩二さん、羽多野渉さん、浜田賢二さん
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★写真上、遊佐浩二さん、羽多野渉さん
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★写真上、吉野裕行さん
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収録の感想 |
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久しぶりの遊佐さんとのセッションだったんですけれども、非常に呼吸があわせやすい先輩でよかったなあと。
一同「…(笑)」
あっ、別に他の先輩がどうこうって言っているわけじゃないんですけれど!(笑)
遊佐「わ〜、すごいなぁ〜(笑)」
いやいや!そうじゃなくて!(笑)
遊佐さんはこちらのことを気にしつつ、呼吸を合わせてくださるので、非常に助かりました。
お話もとても楽しい内容で、最初に原作のコミックスを読ませていただいたのですけれど、面白くてバーッと一気に読んじゃいました。
台本を読むより先に原作から入ったので、絵のイメージが体の中に入れられた状態でドラマを演じることができて、非常に楽しかったです。
―――譲というキャラクターについては?
譲は中学生の無垢な感じから、大分ひん曲がっちゃったなぁって印象です。
でもそれだけじゃなくて、「金を儲けてやる、あいつを振り向かせてやるんだ」、もっというと「アイツを手に入れるんだ!」っていう勢いもあって。
それに、プチ引きこもりなのに六十億も貯金があるって夢のような設定ですよね。
ある日起きたら預金に六十億ないかなって思うときはよくあるんですけれど…(笑)
遊佐「なんにもやんなきゃ無理だな!」
そういう妄想はしたことあるんですけど、すごいなぁと思って。
遊佐「もしそんなことがあったら、きっといけない金だよ(笑)」
いけない金!(笑)
浜田「それは消されると思うよ(笑)」
夢どころか危ないですね!(笑)
譲の場合、お金を稼ぐことが人生で色々あった中から開花した才能でもあり、欲しいものに向かってひたむきに生きてきた結果なのかなと思いました。
そういうひたむきな感情が鷹尾にだけは出るっていうのが、演じていて楽しかったですね。
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非常にコミカルな部分もあるんですけれども、情感があるというか、余韻のあるシーンが多くて、じっくり演じられたかなと思います。
前回の『恋まで百輪』に比べると、静かなシーンが多かったと思いますので、じっくり含みながら演じさせていただきました。
―――久しぶりに演じた鷹尾でしたが。
前回は小太郎にミスリードをさせるというか、勘違いをさせなきゃいけない役割だったので、ちょっと今回よりも悪人っぽさがあったかもしれないです(笑)
一同「(笑)」
でも、今回は明らかに弁護士としてでてきていますので、全体を通して、ストレートに演じることができました。
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遊佐さんもおっしゃっていましたけれど、『恋まで百輪』のときにちょこっとお兄ちゃんの鷹尾が出ていたんですが…ただただ悪い人で…
遊佐「(笑)」
周りを弄んで楽しんでいるだけのような感じの人だったんですけれど、今回はお兄ちゃんの人間らしさが見れたかなと。
虎二としても、鷹尾が人として色々あったんだなっていうのを、受け入れてあげられたっていうシーンもありましたし。
前回から続きっていう感じではないんですが、そういった部分が見られて良かったかなって思いました。
でも、久し振りに虎二を演じるにあたって、やっぱり緊張するところもありました。
―――虎二は前回よりも雰囲気が変わっている部分もありましたね。
そうですね。
やっぱり…恋って素敵なんですね!
一同「(笑)」
羽多野「綺麗にまとめましたね〜!」
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今回、久し振りに小太郎を演じてみて大変だったのが、小太郎の年齢が前回の学生時分と大人の間を縫った感じだったので、これはやべぇぞと。この間の年齢って難しいなって。
自分のイメージよりちょっと若くしようとすると、前回の高校生よりも若くなってしまうかもしれなかったりしたので、そこは苦戦しました。
あとは、久し振りに浜田さんと会話できるなと思って嬉しかったんですが、意外とそんなに喋っていなくてちょっと残念でした(笑)
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このCDの聴き所、お勧めポイント |
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個人的には遊佐さんが鷹尾の現在である三十歳前後と、高校時代・中学時代の繊細な演じ分けをされていて、感銘を受けたので、そこが聴き所だと思います。
僕自身も中学時代が出てくるのですが、ドキドキしながらやっていたので…。
年齢感だったり、鷹尾が若くして絶望してひねくれているところだったりの遊佐さんの演じ分けがすごいなぁと思いました。
あと、演じていて楽しかったのが、2人の掛け合いのシーンですかね。
うまく好きという感情を表現できず、心の中でわたわたしているのが譲なのかなと思います。そういう部分を楽しんでいただきたいです。
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中学時代に関しては、羽多野くんが言っていたその通りで、三人とも非常に緊張感というか、プレッシャーを感じながら演じました。
一同「(笑)」
そこは自然に皆さんの耳にすっと入っていけばいいかなと思います。
こういう作品にしては珍しく妻という立場のみやこがいたり、あとは友達の木島というのが出てきたりして、皆それぞれですが、悪い人は出てこないので。
悪いのはバーベキューセットを借りた隣人くらい…
一同「(爆笑)」
基本的に悪い人が出てこない作品なので、僕としては、色んな人の心の内みたいなものを、その人の立場になって感じてもらえればいいなぁと思います。
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2人の恋愛をメインに、気持ちが移る部分を聴いてもらえればいいかなと思います。
前作の『恋まで百輪』を聴いて下さっている方は、更に鷹尾というキャラクターの深さがわかるんじゃないでしょうか。
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やっぱり、前作ではちょっとしか出てこなかった鷹尾に注目して欲しいですね。
もちろん今回はお兄ちゃん達のお話にスポットがあたっているので、それを素直に楽しんでいただけたらいいかなと思います。
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ファンの方へのメッセージ |
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今回、『悪人を泣かせる方法』に出演させていただき本当にありがたく思っております。ありがとうございます。
前作を聴いているという方も、今作から聴くという方も、楽しんでいただきたいと思います。
この作品の中に、人がボロボロになっている姿を見てキュンとしちゃうシーンがあります。もし自分もそうだという方が居たら、私羽多野渉は日常から結構ボロボロなので、ぜひキュンとしてほしいなと思います(笑)
一同「(笑)」
浜田「自分のことですね(笑)」
遊佐「全部自分基準なのよ(笑)」
一同「(笑)」
遊佐「僕の演技に合わせてくれたとかもさ〜」
一同「(笑)」
そんなことないです!(笑)
遊佐「CDの巻末コメントでも『悪人に聴こえませんでした』とか言ってたしね!」
いやいやいや!(笑)
悪人っていっても極悪非道ってことではなく、可愛いなって思いましたということで!
ぜひ皆さんには、その悪人が泣く瞬間を何度も聴いて楽しんでいただけたらいいなと思います。
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非常にボリュームたっぷりの作品になってると思います。
ただ単にセリフの量が多いというわけではなくて、雰囲気というものを非常に感じ取っていただける内容になっているのではないでしょうか。
僕個人としては木島くんが高校生のときに女の子から「付き合って!」それか「抱いて!」と言い寄られる夢のような台詞が出てきたのが印象的で、そのシーンが出て来なかったのが残念です。
一同「(笑)」
男としては「そんなことがあるのか!」と!
一同「(笑)」
原作でそのシーンを読ませていただいただけでもドキドキしてしまうぐらいでした(笑)
一同「(笑)」
そんな色んな人間がそれぞれの思いで動いていますので、そういったところを楽しんで下さい。
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正直な話、こういったボーイズラブの作品はお仕事以外ではあまり読ませていただくことがなくて、自分で手に取ることはないんですけれど…
遊佐「うん(笑)。なかなか買いづらいよね」
色々な作品がありますが、この作品は自分の中でスッと入ってくる作品でした。
そんな作品が音声ドラマになって、役者として演じていて面白いところもあるし、この作品を好きで読んでいらっしゃる方に対しても僕等はそれなりのことをやったので、楽しんでいただけるのではないか、という自負があります。
なので、皆さんにも楽しんで聴いていただければ嬉しいなと思います。
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マンガを読んでもらって、CDを聴いてもらうと、分かるんですが。
同じ物語なんですけど、マンガとCDで、少―しだけ違ったりする箇所もあったりします。でも、CDドラマってそういうところに面白さがあるので、そういったところも含めて皆さんが楽しんでくれたら嬉しく思います。
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