あなたの荒谷煌役、羽多野渉です。
梶：なに言ってんの（笑）
この度、ＡＶ男優の役を初めてやらせていただきました。ＡＶの撮影シーンというのはそう多く描かれていないんですけど、想像力をフルに稼動させまして、やってみました。
煌は、どことなく大人ではない、でも子供でもない、余裕があるのかないのか…。そういう難しいキャラでした。
本当にシナリオチェックでも悩んで、当日も悩みながらやりました。
カチッとしていない感じの、凄く流動的なキャラクターだなと思って、このキャラはこうだっていうパターンを決めると、間違いなくはまらないと思ったんです。
一明に対してはワガママを言ったり、甘えたりで、でも仕事は男としてしっかりやるみたいな、そういう変化をつけられたらなと思いながら、やらせていただきました。

今日は、僕が出演したドラマＣＤ至上、一番喋ったんじゃなかろうかと思います。多分（笑）
一明っていうキャラクター自体が、最初と最後で違う人間に変わってきていて…。
心を開いて、前向きな人間になってきていると思うので、その徐々に変わっていく感じが、「さっきまでの一明ならこう表現するのに、今はもうこうなってるんだ」とか、考えながら、演じるのが難しくもあり、楽しくもありました。

ここはすごい！という場所は……。個人的に、なんですが…。
本編始まるやいなや、ふたりの不良が「いい女だな」と一明と夏海に絡んでくるんですけど。
それが、心をワクワクさせるんです（笑）
梶：え、そこ！？
僕、東京ってそういう所だと思ってたもん！あぁいう不良出てくると思ったもん！
梶：あははははは！
東京って歩いてるだけで、喧嘩ふっかけられるんじゃないかと思ってたので、そんな都会の持つ怖さっていうのをいきなり叩きつけられる感じが、こりゃすげぇって（笑）
僕はそこが、期待通りですごい良かったですね。
あとは、間島君が演じた磯部が、「マジー？」って言った瞬間、僕はこれって！？と大ウケでした。マジ兄、って僕は呼んでるんですけど、そのマジ兄が「マジー？」って自分で言ったっていうのが、僕の中では歴史に残ります（笑）
本編は、もう素敵なお話なので、そのまま聞いていただきたいです！

自分の事を言うと、台詞とモノローグの出し入れが結構複雑だったので…。
羽多野：あー、大変そうだったよね。素晴らしかった。
そこは注目して聴いていただけたらと思います。
全体的な聴き所は、羽多野君の温かくもいやらしいその包容力。
聴き所は羽多野くんです！
羽多野：なにそれ（笑）
えへへ（笑）

今、梶君が言ってくれた、素晴らしいポイントがぎっしり詰まったこの１枚をぜひ楽しんで聴いて頂きたいです。
最初はびっくりするとは思うんですよね、この職業設定。
僕はこういう職業が出てくる作品は初めてなんですけど、どんななまめかしい世界が、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、中身は純愛ストーリーですので、そういったウブな恋愛物語をぜひ聴いて楽しんで頂きたいと思います。

原作を読んで本当に面白かったので、作品自体が面白い事は間違いないんですが、僕らのやったことでちょっとプラスされる何かがあって、それを楽しんでいただけたら、とても嬉しいです。

羽多野：特技かぁ。梶くん、なんかある？
梶：うーん、「触っただけで」…
羽多野：「気持ちいい所が分かる」…。僕、その特技欲しいなーー！
梶：希望？（笑）
羽多野：だってその特技もってマッサージ師とかになったら、一生困らないわけでしょ？
梶：でも、それ癒しなの？（笑）煌のは、「気持ちいい」の種類が違うような…
羽多野：そう？でも気持ちいいって、いろんな気持ちいいが入ってるからさ。
あ、でも僕は小学校の時に柔道をやっていたので、受身がとれます！これ意外に便利で、とっさの時にちゃんと受身がとれると、首を守ったりできていいんですよ。僕、スキーもやるんですけど、どんだけ派手に転んでも、怪我しないんですよ。多分、自然に受身をとってるんでしょうね。
梶：僕は……、睫毛にマッチ棒が乗ります。
羽多野：…はい、ありがとうございましたぁ（笑）

絶対に行きたいのは、夜景が見られる所ですね。僕は夜景が大好きなので。しかも、僕が今一番行きたいのは…、あ、僕が行きたいんですけど（笑）
梶：デートコースじゃないじゃない（笑）
いや、そこにもし好きな人がいたら幸せじゃない？夜景を一緒に見て、楽しんでくれる人がいいなって。
で、今一番見たい夜景は、工場の夜景なんですよ。
クルージングしながら、工場を海の方から見るっていうのがあるらしくて。そういうデートをしてみたいです。

僕は海辺の公園に行きたいです。これも僕が好きなんですけど（笑）
午前中公園に行って、お弁当食べますよね。観覧車とかにも乗って。で、ちょっと暗くなってから、ディズニーランドに行くんですよ。
で、夜のディズニーランドで遊ぶ。
羽多野：あ、そういう遊び方もあるんだねー。合わせワザだね。
はい、そんな１日がいいです。

恋愛は、僕は臆病です……。
梶：テンションがさがってる（笑）
何を信じていいのか…。愛って、何だろう。
梶：あははは（笑）重い！
あ、そういうコーナーじゃなかった？（笑）
僕はとっても臆病です。ドラマＣＤなどでは、自分の方から積極的になれるような役をやらせてもらう事が多いんですけど、僕自身は物凄く臆病で、恋愛ベタだと思います。
実は、振られたことしかない。振ったことがないんです。
別れって、相手から宣告されるものだと思ってます。
だからこそ臆病になりますね。積極的にアプローチできる人を尊敬するし、羨ましいなって思います。

僕は、相手にアプローチさせたいです。
でも、最初はそう思うんですけど、痺れを切らして、「もういいや、俺からいこう」ってなります。
僕、我慢できないんです。最初は言ってくれたらなって思うけど、すぐにもう自分からいっちゃえって思う瞬間が来るんです。
羽多野：へーーー、男らしいなぁ。