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★上段左より、松尾大亮さん、遠藤大輔さん、世戸さおりさん、原田晃さん、宇乃音亜季さん、鈴森勘司さん、上城龍也さん
★下段左より、下野紘さん、柿原徹也さん、中村悠一さん、三宅健太さん |
シナリオを読んでの感想 |
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まず先に漫画の方を読ませて頂いたのですが、BL作品というジャンルを置いておいても、普通に楽しくて、面白くて、ストーリーがしっかりしているなと思いました。
中々ない、街の交番の警察官とヤクザの若頭ということで、読んでいて続きが気になりましたし、山瀬先輩とか他のキャラクターがどうなっていくのかもっと読みたいなって気持ちになりました。
収録も予想していた通り、和気藹々と楽しい雰囲気の中で進んでいきました。本当に楽しかったです。 |
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自分のやらせて頂いた役はまっとうにやっていますし、カッキーのやっている輝の方も別に面白おかしいことを本人がしようとしているわけじゃないんですけど、二人の関係だったり、周りとのバランスだったりがすごくコミカルで、「疲れないな」って思いましたね。シナリオ読んでいる時、大体、僕疲れちゃうんですよ(笑)
(一同笑)
台本、文字いっぱいあんな…って思って、読んでいると疲れるんですけど。
柿原「当たり前ですよ(笑)」
さくっと読んでいい具合に終わったなと思いました。適度にいい起伏があり、長さも長くなりすぎず…。
僕も「ものを書け」って言われて書いている時に、なんとなくいろんな事を補足したくなってきて、蛇足蛇足蛇足になって…後で見るとぐだぐだになっちゃったりするんですけど、そういうところが一切なくてすごいなって思いました。収録はすごくスピーディに録って頂いたんでないっす。
(一同笑)
下野「ないの?」
中村「え……はい」
下野「ないっす?それともナイス?」
ないです(笑)本当に余計な事をするって言うんじゃないですけど…私語をしたり、ちょっと待っている間に色々考えてみたり、複雑な演出が来てディレクターさんとやりあう…みたいなこともなく、スピーディにポンポンと録って頂いたんで、あっという間だったな、というのが感想になりますね。 |
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今回、シナリオと一緒に漫画も読ませて頂いたんですけど、この作品自体、若頭というか極道というか、ヤクザが出てきたりするので激しい感じなのかなと思っていたら、翻弄されるヤクザ達というか…そういうところが面白いなと思いました。
で、その合間合間に出てくる山瀬が本当に「あ、こういう警官絶対いるよね」って、「いますいます!なんか見たことある気がする」ってそういう感じがして。
柿原「それはないっす(笑)」
自分が山瀬を演じるにあたってどういう感じでやればいいのかというところを、あまり深く考えないで普通にやればいいんだ、と思いましたね。
だから収録に関しても、とにかく気持ちをほぐすじゃないですけど、犯人が出てきて緊張したりするシーンもあるけれど、山瀬が出てくると小休止、みたいなそういう風なシーンにするためのキャラクターなんだろうなと思って。個人的に、いかに皆さんに癒しが与えられるかな…と収録中、セリフを喋りながら思っておりました。 |
聴き所や、力を入れたところ |
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輝は若頭で、若くして組長の座を継がなきゃいけないっていう心理に追いやられている男の子です。まだ男として、大人としての考え方とかそういったものが成り立っていない、追い付いていない状況で、色々考えたりするところが多く、背伸びしているところがいっぱいあるんですが、本当は可愛い素直なヤツなんだなと思いました。
可愛い所とイキがる所のバランスをすごく大切にしなきゃいけないキャラクターだなと思ったので、そこを重点的に頑張って表現しようと思っていました。 |
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聴きどころは全体通して聴いて頂かないとわからないところもあるんで難しいんですけど…変態の盗人じゃないですかね。
(一同笑)
犯人役の。すごくセリフが滑稽で面白いんですよ。なんか憎めないなって思うシーンですね。なんだっけ…なんか面白いセリフがあった…
下野「なんかあったね」
中村「あ!『アキちゃん!』とか(笑)」
柿原「『ア〜キちゃん』っていうやつ?」
中村「いや、最初に『ア〜キちゃん』って入ってくるのはわかるんだけどさ」
柿原「あの『来いよ』って俺が言ったところですか?」
中村「そうそう、『ア…アキちゃん…』って(笑)」
下野「俺も確かにそれは思った(笑)」
お前、ピュアじゃ〜ん!みたいなところが憎めない(笑)。漫画を読むとシリアスなんですけど、どことなく憎めないところがあるのが、音声として聴いて頂けると面白いかなと思います。
下野「確かにちょっとびっくりしたね(笑)」
演じる上ではですね…上田も無表情なわけじゃないんで、色んな顔をするんですけど…、その表情を追っかけてお芝居しちゃうと、漫画を読んだあとに音で聴いた時に、聴かれる方の持つイメージとして、ちょっとオーバーに聞こえる事があったりするんですよね。自分の好きな作品がアニメになった時とかに見ていて思うんですけど。
だから敢えて全体にそんなに色をつけないというか、抑揚がないようにはしてみました。
そういう点では、漫画を読んで普通に演じる役よりは、ちょっと表情が見えにくくなっているかなとは思うんですけど。ただその部分は、モノローグで心情が伝わればいいかな、と思ったので。どちらかと言うと脚本に任せたというか、脚本の雰囲気をこわさない様にさせて頂きました。そこが自分なりに演じる上で気をつけた点かな、と思います。
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聴きどころはたくさんあると思うんですが、僕としては、誰かのモノローグとかの裏で流れている何気ない会話部分ですね。それが、最初の方は台本にしっかり書いてあるんですが、その後は各々のアドリブだったりしますんで、是非ともその辺もしっかりと聴いて頂けたらな、と思います。
演じる上では、先程も言いましたけど、山瀬に関しては、とにかく「普通に普通に」というところと、あとは漫画を見て、きっとこういう風な感じなんだろうな、と思ったことを再現できるように思ってやったので。そんなに深く色々考えることなく、自然体で出来たんじゃないかなと思うので、是非ともそこら辺を聴いて頂けたらなと思います。 |
ファンの方に一言お願いします |
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原作を読んだ方もそうでない方もすっごい楽しめる作品になっていると思います。表情がコロコロ変わる輝、それを優しく見守る上田さん、その間にほんわかした交番の日常が垣間見えたり、ヤクザの世界が垣間見えたり、本当にバラエティ豊かな場面転換が色々あったので、演じている僕たちもすごく楽しめました。きっと聴いて下さる皆様も楽しめる作品になっていると思いますので、たくさんの人に聴いてもらいたいと思います。 |
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いろんな事件が起きたりしますし、聴きどころとしての盛り上がりの部分はもちろんあるんですけれども、そこはありつつも、聴き手が変な緊張感を持たずに聴いて楽しめるシーンが多かったり、さっきも言ったんですけど、憎めないキャラクターたちばかりなので、そういうところを聴いて頂いて優しい気持ちになって頂けたり、話が食い違っているようなところでおかしいなと思って笑って頂いたり。
気構えなしでリラックスして聴いて頂くのが、この作品の一番いいスタイルなのかなという気がするので、そういう風に聴いて楽しんで頂けたら嬉しいです。宜しくお願いします。
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作品自体、ヤクザものなのかと思いきや、ヤクザものでもないのかな、という雰囲気もありつつ…面白い作品になっております。
その中で上田と輝がどういう風に愛を育んでいくのかっていうのを、皆さんに存分に聴いて頂き、その中に山瀬もちょっと入れてもらってもいいかな…っていう感じで宜しくお願いします! |
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