華園を遠く離れて
〜恋路&溺愛〜
■シナリオを読んでの感想
  収録を終えての感想

■このCDの聞き所について

■ファンの方に一言

★左より、宮川美保さん、木下紗華さん、下野紘さん、間宮康弘さん、大川透さん、細谷佳正さん

★左より、平川大輔さん、緑川光さん、川原慶久さん
シナリオを読んでの感想・収録の感想
・長妻蕗苳役・・・下野紘さん

今回約二年ぶりということで、またこういう風にドラマCDに出ることができて、すごく懐かしいな、と思いました。前作は結構前だったし、キャラクターもおぼろげでしか覚えていなかったので、改めてCDを聞いて、さらに懐かしさを実感しました。
二年前にやったときは、ものすごくシリアスで少しダークな雰囲気があったなと思ったのですが、今回はまたそれとは全然違うほのぼのとした雰囲気があって、若干あったトラブルさえもひっくるめて、「ほんわかムードになったんだな、この二人、よかったよかった」と思いました。
収録の感想としては、やはり久しぶりだったということで、キャラクターをあわせるのにちょっと時間がかかりました。前回のドラマCDからストーリーも二年半経っているので、前回より成長した蕗苳君を演じるのに、少し苦労しました。

・伊神旺一郎役・・・大川透さん

二年ぶりなので、「そういえばこういうお話だったな」というのを、CDを聞き直して思い出してました。
前作は、時間経過が結構あり、厳しい性格だった旺一郎が、最後は蕗苳と心を通わせてハッピーエンドになるという話でしたけど、今回はその後の話で、すでに心を通わせて丸くなってしまった旺一郎をどう演じるかが課題でした。
お話自体も、全編にわたって旺一郎が優しく蕗苳を助ける感じの話でしたので、いかに旺一郎らしく蕗苳に優しく接するかというのがね。
収録が始まってみると、下野君も二年前の蕗苳から成長した大人の蕗苳をきっちり作ってきてくれていて、とってもやりやすかったです。

・蜻蛉役・・・緑川光さん

とにかく、ちょっと君たちやりすぎなんじゃないというぐらい、それまでが嘘だったかのように解き放たれて、ラブラブでした。
抵抗とかはしてたりするんですけど、全体的に見て、かなりいい感じで、本当よかったな、と思えるお話でした。
やっぱり、蜻蛉はマイナス思考なのかな、と(笑)。そういうのがなかったら、もっと早く綺蝶といい感じになれたのかなと思うんですが、そこが魅力でもあるので。
でも、もうちょっと、考え方変えられないかなと思いました。綺蝶はすごく分かりやすく接していると思うのですが、そのわりに自信がなかったりするので、そこが可愛いなと思いました。

・綺蝶役・・・平川大輔

見ててあきれちゃうぐらい二人が甘々で、喧嘩してることすら楽しんでるような感じがありました。
今回は特に今まで綺蝶がひた隠しにしていたであろう独占欲、蜻蛉に対しての感情がすごくあらわに出ているので、自分の一番のお客さんだったという東院といえど、そういう牽制をするところが出てきたり、これからますます蜻蛉に溺れていくんだろうなって思わせてくれそうな、そんなラブラブなお話でした。

収録は……心が折れそうでした(笑)。長いこと付き合わせていただいているキャラだからこそ、自分の中にもいろんな意味で形ができてまして。
今回は、なかなかそれに近づけられなかったり、ちょっと自分が考えているものと求められているものが違った時とかに、自分の中に飲み下すのが難しかったりした点はあったのですが、僕の中ではとても大切な作品であり、大切なキャラクターなので、最後まで全うしなければ、と頑張りました。
何が起こったかは秘密です(笑)。

・東院役・・・川原慶久

今までは、いろんな人たちが入り交じっての遊郭の中でのお話だったので、人間模様がすごく複雑だったんですけど、今回は登場人物も三人という事で、綺蝶と蜻蛉二人の愛の世界を心ゆくまで堪能できるシナリオとなっていました。
今まではどちらかというとマジメな話だったのに、一転して「お前らバカップルなんじゃないか」と思うほどの変貌をみせた綺蝶の姿は、読んでいるこちらとしても楽しかったです。
収録では、綺蝶役・平川さんと蜻蛉役・緑川さんの役柄を超えた支え合いが現場の中でも大変際だっておりまして。
そうした役者さん達の本来持っている愛情と支えあう気持ちも作品にも滲みでているのではないかな、と思います。
俺この間に入っていいのかな、なんて気持ちにもなっていましたので、支えにもなれなかった東院のかわいそうな様子を感じていただけたら幸いでございます(笑)。

このCDの聞き所
・下野さん

蕗苳的には、少し前回よりも大人になったということで、子どもに戻らないようにという点に力を入れました。
一番の聴き所は、個人的には旺一郎と酔った客のデュエット曲じゃないかな、と思います(笑)。あまりにも、曲がしっかりしていたのと、旺一郎の下手さとのギャップがおもしろくて、たまりませんでした。

・大川さん

今回は本当に後日談なので、ドラマが大きく動くというわけではないのですが、旺一郎と蕗苳が心底心から結びついているというところが最終的に見えればいいなと思って、やってました。ですので、その旺一郎と蕗苳がつながっているんだよ、という感じの二人の関係性を聞いていただければと思います。

───ちなみに、今回歌がありましたが、歌はいかがでしたか?

設定がですね、音痴ということで(笑)。もともとそんなに歌が上手いわけではないのですが、あまり練習すると普通に歌えるようになっちゃうな、と思ったので、逆にいかに聞かないか、という点に注意しました。
普段は、事前に歌資料をいただくとその曲ばっかり聞いて体に入れるのですが、今回は初めて現場で聞いたかのようにすると、ちょうどできるのかなと思って、収録に臨みました。
下手に歌うのってすごく難しくてわざとらしいので、どのぐらいわざとらしくなく下手に聞こえるかがポイントですね。楽しんでいただければ、と思います。


・緑川さん

そうですね……マイナス思考なところ(笑)

・平川さん

自分のずっと奥に隠していた気持ちを初めて吐露するところじゃないですかね。

・川原さん

綺蝶はどうしちゃったんだろうと思うぐらい、今までのイメージとは違っていて、作品タイトルにもある「溺愛」の“溺”の部分をこれでもかとたたき込んでいる感じでした。
その辺の、見ているこちらが心配してしまうぐらいのオヤジっぷりを共有してください。男の持つリビドーを堪能してもらえると嬉しいです。
東院を演じる上で気をつけたところは…そうですね、華族としての本分を忘れないように気をつけました。

ファンの方に一言お願いします
・下野さん

今回はアフターストーリーというか、前回の続編というか、その後の二人、という話になっていて、前回とはまたちょっと違う「幸せになれたんだね。よかったね」と思ってもらえるようなストーリーになっているので、ぜひともそれを堪能していただきたいです。
そして旺一郎と蕗苳については、前回のドラマCDを改めて聞いてもらって、これまでの経緯などを思い出していただけたらなと思います。

・大川さん

二年ぶりにシリーズの続きというか、おまけのような話です。二年経っても、旺一郎と蕗苳は心の底からつながっているということが分かっていただけると思います。
また、シリーズ頭から全部聴いていただいて、ここにもう一度たどりつけるように、もう一回もう二回と楽しんでいただければな、と思います。そうしていただけると演じた我々も幸せだな、と思います。よろしくお願いします。

・緑川さん

この中には、この作品で初めてこのシリーズを知る方もいると思うのですが、とても絡み合っているので、この回だけじゃなくて、全部通して聴いていただきたいなと思います。
全部聴いていただくことによって、この回もいっそう魅力的なものになると思いますので、気長に買っていただければいいんじゃないかと思います。よろしくお願いします。

・平川さん

第二弾として出させていただいた「愛で痴れる夜の純情」の後日談ということで、今回とっても感慨深くやらせていただきました。
やっぱり、それぞれにそれぞれのドラマがあって、でも大きな舞台は花降楼の中でかわらないので、「この時彼らはこんなだった、ああだった」と、たとえ出ていなくても、他のキャラクターのことをいろいろと想像していただけるシリーズなんじゃないかと思います。
ぜひお時間、お財布とご相談の上、ゆっくりで結構ですので全部聴いていただいて、見守ってくれれば嬉しいなと思います。よろしくお願いします。

・川原さん

このまま、馬鹿なままの愛が続くのか、はたまた、何かまた一波乱があって二人の愛がさらに深まるのか、そういうところを含めつつ、皆様この一時の、愛の蜜月空間をぜひ心ゆくまで堪能して下さい。

待望の蕗苳編、綺蝶&蜻蛉編の
後日談が収録された今回のお話。
全編に渡ってラブラブな雰囲気が溢れています!
ぜひぜひ前作と聞き比べていただいて、
それぞれのカップルの幸せぶりをご堪能下さいv

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